「さすらいのボブ」
🎨 元イラスト

やまと / @vHaB6H9E7Y93811
LYRICS
[Intro]
夜風が吹けば 襟を立て
行き先なんて 聞かないでくれ
名前を訊かれりゃ ただひと言
「ボブだ」
[Verse 1]
赤い煉瓦の裏通り
午前零時の影を踏む
古びたケースを片手に
今日も知らない街へ行く
昨日は東 明日は西
住所もなければ地図もない
だけど馴染みの野良猫は
なぜか俺だけ知っている
[Pre-Chorus]
別れの数だけ 靴が減り
涙の数だけ 音が増す
語る代わりに吹くだけさ
錆びた夜空へ サクソフォン
[Chorus]
さすらいのボブ
風まかせのボブ
誰も本当の過去を知らない
さすらいのボブ
孤独を吹くボブ
赤い月だけ背中を照らす
愛した女の名は忘れた
借りた五千円は忘れてない
それが男さ
それがボブ
[Verse 2]
場末のバーの片隅で
一杯だけと腰を下ろす
気づけば朝まで演奏し
代金よりもチップが安い
「どこから来たの?」と訊かれても
グラスの氷をただ眺め
遠い目をして答えるのさ
「隣町だ」
[Pre-Chorus]
追われているのか 追ってるのか
本人さえも分からない
ただ鳴らしたい音がある
それだけあれば 歩いていける
[Chorus]
さすらいのボブ
気まぐれなボブ
昨日の宿も覚えちゃいない
さすらいのボブ
哀愁のボブ
黒いスーツに夕陽が沈む
夢も希望も語らないけど
このサックスは手放さない
それが男さ
それがボブ
[Saxophone Solo]
[Bridge]
汽笛が遠くで鳴っている
次の列車が街を出る
切符はない
金もない
それでもボブは慌てない
改札口を見つめて言った
「歩くか」
[Final Chorus]
さすらいのボブ
どこへ行くのか
風も本人も分かっちゃいない
さすらいのボブ
名もなきボブ
いや 名前はちゃんとボブだった
夜が明けたら また旅に出る
忘れた傘は取りに戻る
さらば昨日よ
よろしく今日よ
ゆけ
さすらいのボブ
LINER NOTES
✍️ 作詞:流転 より
イラストガチャを引いたら、どう見てもボブが出ました。 哀愁を背負い、サックス一本で街から街へ。 誰も彼の過去を知らない。 たぶん本人もよく分かっていません。 そんな男、さすらいのボブの歌です。