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「冷凍保存の君へ」

LYRICS

蛍光色の星が瞬く 無機質なガラスドーム 二世紀の眠りから覚めた 酸素の味が冷たすぎる カプセルの淵の白い霜を 拭うたび思い出す あの日のコーヒーの湯気が まだ胸の奥で揺れている 誰もが痛みを忘れた この世界の片隅で 私の時計だけが ずっとあの夜で凍りついている 「また明日ね」の続きは どこへ消えたの 冷たいアナウンスが無慈悲に響く 未来のいらない永遠なんて あなたを失う罰ゲームだわ 届かないメッセージ 届かないメッセージ 冷凍保存の君へ ずっと、ずっと 錆びついた記憶の糸を 必死で手繰り寄せる 顔も声も輪郭も 少しずつ溶けていく 忘れゆく恐怖だけが 私を生かしている お願い もう一度 その手で私を温めてよ 二百年の夜の果てで ずっと待っているから 植物も季節の匂いも データベースの古い記録 私を繋ぐものは この傷だらけの恋心 隙間に隠した二人の写真 解像度が落ちていく pixels の笑顔 もしも私の記憶が 消えてしまったら 私は本当の意味で 消えてしまうの? あなたの名前を あなたの名前を この冷たい部屋で 繰り返し呼ぶよ 科学が進化しても 取り戻せない体温 星を数えても あなたの手には届かない ねぇ、聞こえているの? 私は今日も あなたの名前を呪文のように唱えている 届かないメッセージ 届かないメッセージ 冷凍保存の君へ ずっと、ずっと 錆びついた記憶の糸を 必死で手繰り寄せる 顔も声も輪郭も 少しずつ溶けていく 忘れゆく恐怖だけが 私を生かしている お願い もう一度 その手で私を温めてよ 二百年の夜の果てで ずっと待っているから 零下の窓に描いた あなたの横顔 息を吹きかけても すぐに消えていく 消えていく、消えていく…… ねぇ、愛してたよ この世界の誰よりも、ずっと。 あなたを、ずっと。

LINER NOTES

✍️ 作詞:にゅ〜らるP より

200年後の冷え切った未来で、たった一人冷凍睡眠から目を覚ました主人公が、失われていく日常の記憶と「君」の温もりにしがみついて彷徨う、切なさと狂気が同居するサイバー・ラブストーリー。

🎵 作曲:✎ ℛ𝑜𝓇𝓎 𝕄.. ೃ⁀➷♡ より

二世紀ぶんの眠りから覚めたら、世界はもう痛みを忘れていた。届かないと知っていて、それでも毎日あなたの名前を呼ぶ。零下の窓に横顔を描いては、息で消してまた描く。切なさと狂気が同じ温度で並んで立っている、冷凍睡眠のラブソング。

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