「二人の花火」
LYRICS
祭囃子が
遠くなる
下駄の鼻緒が
少し痛い
あなたと歩いた
帰り道
夏だけ先に
終わってく
片付け中の
屋台の灯り
余った花火
ポケットに入れ
あなたの横で
笑ってたけど
本音はまだ
帯の中
綿飴のような
煙の向こう
大きな花火
後から響く
人混みの中
離れないように
袖をぎゅっと
握る
カラン……
カラン……
始まりの時よりも
下駄の音が
胸に近すぎて
もう一度鳴らして
二人の花火
帰りたくない
終わりたくない
来年の夏が
待ちきれないから
私の方から
迎えに行こう
秋・冬・春に
橋を架けたら
手をつないで
一緒に
赤い金魚が
袋で揺れる
丸い月だけ
追いかけてる
あなたの影が
分かれ道で
一つの夜を
二つにした
部屋に戻って
浴衣を畳み
送れなかった
言葉を開く
「来年もまた」
それだけ書いて
下書きのまま
朝を待つ
ドキン……
ドキン……
夏が来る前より
時に置いてかれそうで
走る
もう一度鳴らして
二人の花火
終わりたくない
眠りたくない
明日の太陽に
奪われそうで
私の方から
迎えに行こう
秋・冬・春に
橋を架けたら
目を合わせて
一緒に
一人じゃない
あなたがいる
秋も
冬も
春も
花火は鳴り続ける
ずっと鳴らして
二人の花火
消えないままで
光り続ける
あなたが
大好きだから
手をつないで
探しに行こう
秋・冬・春に
架かる橋を
カランコロンと
鳴らして
静かになった
この夜に
あなたの膝で
眠る夢
LINER NOTES
✍️ 作詞:MeTa-Sun より
祭りのあとの寂しさと来年への約束をビタースイートに書いてみました。