
「蛍火」
LYRICS
[Intro]
[Verse 1]
夜を這う密やかな体 闇に生きる私
指先で玩具にされ 冷たい床に散る鱗粉
一瞬の光を切り売りして 濁った快楽へ堕ちてゆく
Stained velvet sheets, trading my breath for currency, fading away.
薄汚れた掌の上で 光を放つ狂気
[Verse 2]
夜露に濡れた蜘蛛の糸 首を吊るした影
客に買われた数だけ 皮膚の下で蠢く痣
誰の目にも留まらぬまま 胎内から腐り果ててゆく
Insects in the neon fog, burning my wings just to feel alive, choke on the mud.
闇を照らす最期の灯火は 泥水をすする絶望の味
[Pre-Chorus]
名前も無き死骸となりて 儚く燃え尽きる
憐れみと夜 お前は何を貪る?
"VANISH----!!"
[Chorus]
蛍火のように儚く 夜に咲いて散る運命
緑の燐光を切り売りして 冷え切った闇に溺れて
名前を失くした売女が這いつくばる終焉の夜
誰にも見られず消えゆく その刹那まで狂い咲け
跪くのはお前たちのほうだ、この綺麗な光は私の死に化粧
[Bridge]
Cold flesh, no pulse. Decay in the dark, you worthless bastards.
[Final Chorus]
蛍火のように儚く 夜に咲いて散る運命
緑の燐光を切り売りして 冷え切った闇に溺れて
水底に沈むその瞬間まで 呪いの灯を灯せ
剥がれ落ちてゆく偽りの救い
夜明けを拒む 永遠の闇へ!
[Outro]
美しく飛ぶ蛍を握りつぶし
穢れた手で、次の男を誘う
Under the deep water, nobody knows my name, just a dying insect.
[End]
LINER NOTES
✍️ 作詞:イカルゴ より
——闇に溶けるか、燃え尽きるか。 闇のなかで静かに明滅する一筋の光「蛍火」。 消えゆく運命と知りながらも絶望の底で燃え上がる感情を、叙情的なメロディと重厚なサウンドに乗せた儚くも激しいダークナンバー。
🎵 作曲:Liam|Lunar Resonance Records より
売り渡され傷つけられ、やがて名前さえ失っていく存在。それでも最後まで奪われないものが、この歌詞には残されているように感じました。 その光をただ儚く悲しいものとして描くのではなく、暗闇の中でなお気高く燃えるものとして音にしたいと考えました。ダークポップを軸に沈んだ質感と身体を動かすビートを重ね、傷や退廃の奥にある強さを意識しています。 蛍火のように消えゆく運命でありながら、その最期の光だけは誰にも所有させない。そんな美しさと気高さを、この曲から感じてもらえたら嬉しいです。