「言葉の刃(やいば)」
LYRICS
[intro-piano]
[verse 1]
約束が嫌い
期待しちゃうから嫌い
期待されるから嫌い
指切りをした瞬間に、終わりへの秒読みが始まる
裏切られる準備を始める自分が、何よりも浅ましくて嫌い
「信じてる」なんて無責任な魔法で、私を縛り付けないで
その言葉の裏側に透けて見える、あなたのエゴが怖いの
[Chorus]
闇を照らすはずの光が
瞳を焼いてしまうように
心地良い音ですら
鼓膜を破いてしまうように
あなたの求める「普通」という凶器が
私の柔らかな身体を引き裂いていく
鋭く尖った、純粋ゆえの言葉は
私の静かな血を、一滴残らず奪い去った
[verse 2]
優しさが怖い
裏切られるのが怖い
自分を失うのが怖い
差し出された手のひらに、毒が塗られていないか疑ってしまう
「大丈夫」という響きが、呪文のように私を追い詰めていく
鏡に映る私は、もう誰の目にも見えない透明な化け物
あなたの色に染まるたび、私の輪郭が溶けて消えていく
[Chorus]
静寂を切り裂く声が
心を削ってしまうように
温かな体温さえ
火傷を負わせてしまうように
あなたの掲げる「正解」という枷が
私の自由な呼吸を止めていく
冷たく光る、無自覚な言葉は
私の未来を、跡形もなく切り刻んだ
[scat]
[bridge]
ねえ、聞こえる?
剥き出しになった魂が、軋んで鳴らす不協和音
塗り固められた「善意」の壁の向こうで
私は息を潜めて、ただ滅びを待っている
言葉は刃。向けられた瞬間に、もう元には戻れない
治りかけた傷口を、あなたは笑顔でまた抉る
[Final Chorus]
闇を照らすはずの光が
瞳を焼いてしまうように
心地良い音ですら
鼓膜を破いてしまうように
あなたの求める「普通」が、私の全てを壊した
鋭く尖った言葉の刃は
今も私の胸の奥に、深く、深く、突き刺さったまま
[Outro]
もう何も言わないで
その唇が動くたび、私はまた死んでいく
言葉のない世界へ、連れて行って
刃の届かない、深い海の底へ……
LINER NOTES
✍️ 作詞:日向野聡一郎 より
出して欲しいというリクエストがあったので 自作した曲はありますが、投稿させていただきます