「逃げ道が先に笑っていた」
LYRICS
非常口だけが 自分を歓迎している
誰も見てない 廊下の端で
緑の人が 走る姿勢で
こっちだよって 光っていた
正面玄関は 立派すぎた
笑顔の練習が 必要だった
回転ドアには 速度があって
今の私を 通してくれない
非常口だけが 自分を歓迎している
逃げてもいいと 言わないままで
ただ開きますと 書いてあることが
今日の救いに 見えてしまった
非常口だけが 自分を歓迎している
拍手も花束も ないけれど
出ていくための 小さな灯りが
私の名前を 呼んでいた
会議室では 空気が重く
言葉の椅子に 座れなかった
大丈夫ですと うなずくたびに
胸の警報が 鳴り続けてた
窓の外には 普通の空
特別なことは 何もない
それなのになぜか あの緑だけ
私の味方を しているようで
非常口だけが 自分を歓迎している
間違いじゃないよ ここからでも
逃げることまで 生きることなら
私はまだ 終わっていない
非常口だけが 自分を歓迎している
非常事態は 火事じゃなかった
笑っているのに 息ができない
私の中の 煙だった
誰かに勝って 出たいんじゃない
誰かを捨てて 去りたいんじゃない
ただこのままじゃ 燃え尽きるから
少し外気に 触れたかった
押して開くと 書いてあった
それだけなのに 難しかった
押す力なら 残っていると
手のひらだけが 先に知ってた
非常口だけが 自分を歓迎している
私はそっと 扉に触れた
逃げる背中を 責める声より
蝶番の音が 優しかった
非常口だけが 自分を歓迎している
出た先には 裏の階段
華やかじゃない 景色のほうが
今の私に ちょうどよかった
ビルの隙間で 風が吹いて
吸い方を少し 思い出した
戻るかどうかは 決めてないけど
戻らない私も 許してみたい
非常口の灯りが 遠くで光る
ここまで来たねと 言うみたいに
逃げ道だって 道には違いない
私はそこから 朝へ歩いた
LINER NOTES
🎵 作曲:うみぱんKaz より
妖しげ満載ですやぁん( *´艸`)