
「2010年代っぽい感傷」
LYRICS
## 2010年代っぽい感傷
[Verse 1]
世界が終わる気がしていた
実際は何も終わらなかった
大げさだった僕たちだけが
少しずつ先に古くなった
希望は口にすると軽くて
絶望はすでに使い古され
それでも何かを信じるには
賢くなりすぎてしまった
[Chorus]
2010年代っぽい感傷
醒めた言葉で本音を隠した
救われたいとは言えないまま
救われない側を選んでいた
変わったことが悲しいんじゃない
変化に慣れたことが悲しい
あの十年を抜けたはずなのに
まだ僕だけが途中にいる
[Verse 2]
やさしさは自己防衛で
孤独は少し流行っていた
誰にも期待しないことを
自由と呼んで眠っていた
失ったものは少ないのに
失った感覚だけ残った
幸福になる準備ばかりで
幸福そのものを見送った
[Chorus]
2010年代っぽい感傷
未完成だけが美しかった
終わらないでと願うくせに
終われば楽だと思っていた
あの頃より穏やかだけど
あの頃ほど無防備じゃない
変わる前には戻れなくても
変わった跡は消したくない
[Bridge]
若さは救済ではなかった
暗さを特別にできたこと
痛みは深さではなかった
深いと信じていられたこと
[Final Chorus]
2010年代っぽい感傷
醒めきれないまま歳を取った
何者にもなれなかったより
何者かを諦めたのが痛い
あの十年を抱くのではなく
あの十年に抱かれている
過去になった時代の中で
僕だけがまだ現在だった
LINER NOTES
🎵 作曲:ダヤム より
特にこの歌詞は、最初から暗く重くするより、Verseでは淡々としている → Chorusで少し感情が漏れる → Bridgeで冷静になる → Final Chorusで初めて抑えていた感情が崩れる、という設計が合っていると思いました。 そして最後の「過去になった時代の中で 僕だけがまだ現在だった」 で楽器を一気に広げたあと、最後のコードだけ長く残響させるイメージで作成しました。