
「信号待ちの間だけ透明人間になる」
LYRICS
信号待ちだけ 透明になる
交差点の端で 私が消える
誰もぶつからず 誰も気づかず
風だけ少し 形をよけた
赤い光は 止まれと言うのに
私の輪郭は 止まらなかった
ここにいますと 思うほど
足元の影が 薄くなってく
信号待ちだけ 透明になる
青になるまでの 短い魔法
存在しない ふりをしていると
胸の音だけ やけに大きい
信号待ちだけ 透明になる
誰にも見られず 少し助かる
でも誰にも 見られないことが
こんなに寒いと 知らなかった
隣の人は スマホを見てる
前の自転車は ペダルを鳴らす
世界はちゃんと 混んでいるのに
私の場所だけ 空白だった
行き先ならば あるはずなのに
渡る理由が 見つからない
青になったら 進める人と
青でもまだ 迷う私
信号待ちだけ 透明になる
待つことだけが 上手くなった
何か始まる 手前の時間で
私は私を 見失ってる
信号待ちだけ 透明になる
誰かの視線が 怖かったのに
いざ消えてみれば さみしくなって
勝手な心に 少し笑った
見つけてほしいと 言えないまま
見ないでほしいと 願っていた
その矛盾ごと 抱えた身体が
赤い光の下で 息をした
やがて信号が 青に変わって
透明なまま 足を出した
横断歩道の 白いしましま
私の足音を 受け止めてくれた
信号待ちだけ 透明になる
でも渡る時は 少し戻る
完全じゃない 輪郭だけど
世界の上に 影が落ちた
信号待ちだけ 透明になる
消えたい日にも 道はある
見つからなくても 歩いたことは
私の中に ちゃんと残る
向こう側まで 渡り終えたら
コンビニの窓に 顔が映った
少し薄くて 頼りないけど
消えてない私が そこにいた
赤だけがまだ 背中で光る
ここまで来たねと 言うみたいに
透明だった 数十秒から
私は今日を 少し取り戻す
LINER NOTES
🎵 作曲:Queen Sighsマネージャー より
消えていなくなりたいと現実を嫌になりながらも、一歩踏み出したら色のある自分を取り戻すところに、前に進む希望を見出すところが素敵な歌詞です 最初かわいくまとめるアレンジにしたのですが、たまたま出たアレンジがちょっと不穏で気に入ったので、わざとそれを採用しました