
「光と闇の伝承」
LYRICS
[Intro]
かつてこの世界に
終わりの兆しが降りたという
空は裂け
川は逆巻き
夜の向こうから
滅びが歩いてきた
[Verse 1]
その災いを退けるため
ひとりの男が剣を取った
幾千の願いを背負い
傷つくたび立ち上がり
ただひたすら
世界の果てを目指した
人々は彼を
光と呼んだ
[Verse 2]
けれどその旅路には
いつもひとつの闇があった
黒衣を纏う女は
滅びには刃を向けず
ただ光の行く先だけを
幾度も閉ざした
彼が進めば
彼女が阻み
彼が道を開けば
彼女がその前に立つ
[Pre-Chorus]
やがて誰もが
闇を災いの側と呼ぶようになった
それでも光は止まらない
[Chorus]
世界の果てには
すべてを終わらせる術がある
ひとつの命を灯せば
幾万の命が明日を迎える
その代価を知ってなお
男の歩みは変わらなかった
自らを最後の光として
燃やし尽くすことさえ
彼にとっては
選ぶまでもないことだった
[Verse 3]
そして
最後の門が開いた夜
それまで刃を受け続けた闇が
初めて先に剣を振るった
救いへ続く道が砕け
光の術が途絶える
空にはまだ
滅びが残っていた
それでも女は
砕けた門の前を退かなかった
[Bridge]
その頃になってようやく
古い記録には
奇妙な一節が現れる
男が守ろうとした明日の中に
いつもひとりの女がいたこと
名もなき日々を生き
季節を迎え
穏やかな朝を重ねてゆく
そんな未来を残すために
彼は誰よりも強く
世界を守ろうとしていたこと
[Bridge 2]
そして闇もまた
世界そのものを
憎んでいたわけではない
ただ
世界が救われるその朝に
彼の姿だけが失われることを
受け入れられなかった
[Final Chorus]
光は
彼女のいる明日へ向かい
闇は
彼の消える明日を拒んだ
同じ場所を見つめながら
選んだ道だけが
ひどく遠かった
だから最後まで
光は世界へ進み
闇はその前に立った
[Outro]
どちらが正しかったのか
古い歌は
そこまでは語らない
ただ夜明けの前
世界を守ろうとした光と
その光だけは
失わせまいとした闇が
互いに譲らぬまま
向かい合っていたという
LINER NOTES
✍️ 作詞:玄之 狐 より
光と闇の物語
🎵 作曲:ダヤム より
今回は最大の苦戦でした。 初めからイメージしていた曲があったのですが歌詞と合わせてみたら、ありきたりだったので曲のイメージを数回変更して気に入った曲ができたのですが。微妙なシャウトが邪魔でパートごとに作り直しました。自分の趣味に走ってしまいましたが、いかがでしょうか?