「飼い殺しの金魚」
LYRICS
[Verse 1]
水面ばかり 見つめてた
貴方が来ると 思ってた
薄い酸素を 飲み込んで
口だけ何度も 開けていた
水は少しずつ 濁ってく
それにもとうに 慣れていた
外へ出たいと 願うより
濁った水に すがってた
[Pre-Chorus]
餌の落ちる音が すれば
今日も生きていい 気がした
優しさなんて 知らぬまま
貰ったものだけ 数えてた
[Chorus]
飼いころすなら 愛してよ
せめて愛だと 言ってよ
濁った水の 底にいて
貴方だけを 見てるから
飼いころすなら 愛してよ
忘れぬほどに 与えてよ
生かされてる だけなのに
愛されたと 思わせて
[Verse 2]
水槽の隅に 沈んでる
食べ残された 昨日の欠片
汚れた水の 底にいて
貴方の指だけ 探してる
指先ひとつ 近づけば
条件反射で 寄っていく
これを愛だと 呼ぶのなら
私はもう 戻れない
[Pre-Chorus]
誰かがここを 覗いても
貴方じゃなければ 意味がない
救いなんて 欲しくない
捨てない理由が 欲しかった
[Chorus]
飼いころすなら 愛してよ
せめて愛だと 言ってよ
濁った水を 替えぬまま
それでも傍に 置いていて
飼いころすなら 愛してよ
餌を落とす手 止めないで
腐ったものまで 落とされて
貴方の餌なら 飲み込むよ
[Bridge]
水面まで 浮かぶたび
何か言いたく なっていた
口を開けば 泡になる
届く言葉は 初めからない
それでも貴方は 笑って
「ちゃんと生きてる」と 言った
死なせなかった だけなのに
私は愛と 思っていた
[Final Chorus]
飼いころすなら 愛してよ
最後までそう 言ってよ
この水槽を 壊すより
濁ったままで 構わない
飼いころすなら 愛してよ
足りないままでも 与えてよ
生かしてくれた そのことを
愛情だと 信じたい
飼いころすなら 愛してよ
水面の向こうの 貴方へ
何ひとつまだ 届かずに
それでも餌を 待っている
LINER NOTES
✍️ 作詞:流転 より
金魚モチーフで歌詞を作ろうとしたら、こうなりました。 本当は、夏の風物詩らしい涼しげで綺麗なものになる予定だったんですけどね。 どうしてこうなった。 いやそもそも9月に夏のモチーフの歌詞を入れるなって話ですよね。