
「僕ら」
LYRICS
[Verse 1]
何度も口のなかで転がした完璧な言葉
「僕らは」と切り出したその瞬間に
みんなの呼吸がひとつに揃う気がした
ひとつの正しさを、ただ信じようとしたんだ
[Pre-Chorus]
だけど「同じ痛みを分け合おう」と言ったとき
誰かの視線が、わずかに揺れたのを見た
お前と同じ失い方じゃないと
静かな影が、それぞれの顔に落ちていく
[Chorus]
「僕ら」という大きな傘を広げるたびに
零れ落ちていく「だれか」がそこにいた
傷の深さを競い合うような沈黙のなかで
僕らはただ、ともにあることをひどく悲しく思う
ひとつになろうと叫ぶ声が
僕らのあいだに、見えない壁を立てていく
[Verse 2]
夜が明けて、あの広場をもう一度歩いた
旗のあとも、肩を組んだ熱も、跡形なく乾いて
そこに転がっているのは、それぞれの言い分を抱えた
数え切れないほどの、ただの他人だ
[Pre-Chorus]
掲げたひとつの光が明るいほど
その輪に入れなかった影の輪郭が
かえって暗く、くっきりと浮き彫りになっていく
僕らの言葉は、ただの他人同士を照らす照明だった
[Chorus]
「僕ら」という大きな傘を広げるたびに
零れ落ちていく「だれか」がそこにいた
傷の深さを競い合うような沈黙のなかで
僕らはただ、ともにあることをひどく悲しく思う
ひとつになろうと叫ぶ声が
僕らのあいだに、見えない壁を立てていく
[Bridge]
すれ違いざま、冷めた眼差しが僕を射抜く
抗議でも謝罪でもない、その静かな眼光が
「お前の言う『僕ら』のなかに、私はいない」と
引き裂くように突きつけていた
[Final Chorus]
ひとつの名のもとに誰かを束ねようとした瞬間に
束ねられない孤独な一人ひとりを、僕が生み出していた
呼びかけないまま、ただ同じ夜の底で
静かに息をしていることの中にしか
きっと本当の「僕ら」なんて、いなかったのに
握りしめた鍵は、どこへも繋がらないままで
LINER NOTES
🎵 作曲:Queen Sighsマネージャー より
自分の行動が、必ずしも他人にとってよく思われないことに対しての気づきと、これからは気をつけていこうという前向きな気持を曲の展開に込めてみました。