「泡の忘れ物」
LYRICS
**[Verse 1]**
冷蔵じゃない季節が
耳の裏で紙を折る
名前を脱いだ影が
階段を飲み込んだ
ポケットじゃない場所へ
**忘れ物**
笑ったはずの昨日が
靴紐だけ連れて逃げる
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**[Pre-Chorus]**
透明な鳥が
肺の中で拍手する
「まだ」
その一文字だけ
うまく腐らない
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**[Chorus]**
君の**匂い**は
雨より軽い鉱石
触れた指先だけ
異常な**火照り**
世界は炭酸の夢を噛んで
静かに欠けていく
残されたぼくは
弾け損ねた**泡**
---
**[Verse 2]**
逆さまの引力へ
靴だけ先に落ちていく
机の端で眠る
青い沈黙を齧った
まばたき一回ぶんの
**水滴**
海になれず
瞳の縁で迷子になる
---
**[Bridge]**
昨日を燃やした灰で
折り鶴を縫う
優しさは
刃物より柔らかく
だから
よく刺さる
---
**[Final Chorus]**
君の**匂い**が
夜を裏返すたび
この**火照り**だけ
季節を拒否して笑う
胸の奥では
誰も拾わない**忘れ物**
最後の**水滴**が
空を沈める
ぼくらは世界じゃなく
割れなかった
**泡**だった
LINER NOTES
🎵 作曲:日向野聡一郎 より
夏らしい音色を選びました