「火照りが滲む」
LYRICS
[Intro]
窓が開いたまま
蝉の声が途切れ
残響だけが
部屋に淀む
[Verse 1]
バス停の影で
首筋に溶け込む熱
ヘッドフォンのコードが
汗に絡まる
部活の後のロッカー
鉄の匂いと、誰かの名を
呼ぶ声が遠ざかる
[Chorus]
火照りが滲む
耳の奥まで、君の吐息が
言いかけた言葉は
ただ溶けて消える
袖をまくれば
境界線
誰のせいでもない
この熱は、ただ君の視線が
俺の肌を焦がす
[Verse 2]
自販機の前で
コーラの泡が弾ける
小さな破裂が
胸の奥に響く
帰り道の橋の上
影が長く絡み合い
並んで歩くたび
距離が、甘く疼く
[Chorus]
火照りが滲む
耳の奥まで、君の吐息が
言いかけた言葉は
ただ溶けて消える
袖をまくれば
境界線
誰のせいでもない
この熱は、ただ君の視線が
俺の肌を焦がす
[Bridge]
鏡の中で
頬に触れる指先
同じ温度なのに
理由が違う
君の火照りを、俺はまだ
知らないふりをしている
[Verse 3]
シャワーの後
濡れた髪の先から
滴る水音が
部屋の静寂を犯す
淡く光る画面に
送れない文字を
何度も消しては
また打ち直す
[Outro]
火照りが滲む
鏡の向こう側
同じ夜に
違う部屋で
窓が閉まる音
ようやく
鳴き止む