「短夜クリスタル」
LYRICS
[Verse 1]
削(けず)った氷(こおり)が音を立てて崩(くず)れる
掬(すく)うたび指が正直になる
どうせ溶けるよ、って先に言ったのは
君じゃなくて 私のほう
夏の温度が言葉を鈍(にぶ)らせて
軽い冗談に隠した本音
笑ってよ ここで笑ってくれたら
まだ嘘のままでいられるのに
[Pre-Chorus]
夜が短い 短すぎる
話したいこと まだ足りない
[Chorus]
クリスタル 抱えた光が滑り落ちる
君の隣で うまく息ができない
短夜(みじかよ)が明けてしまう前に
花火の音に紛(まぎ)れて言う
一緒にいたい
届かないままで構わない、なんて嘘だ
一緒にいたい
[Verse 2]
浴衣の袖が擦(かす)れる距離で
どっちも歩幅(ほはば)を合わせてる
気づいてないふり 上手くなったね
そういうところ、ずるいと思う
[Pre-Chorus 2]
空が明るくなるのが憎い
夏が急(せ)かす
[Chorus 2]
クリスタル 溶ける速度で恋をしてる
壊れる前提でしか触れられない
短夜が明けてしまう前に
花火の音に紛れて言う
一緒にいたい
臆病(おくびょう)なまま欲張ってる
一緒にいたい
[Bridge]
可愛くない 本当に可愛くない
好きって言えないくせに
帰りたくないって顔だけしてる
自分で自分を嗤(わら)ってる
——それでも、手を離せない
[Final Chorus]
花火が終わって
音が無くなった隙間に
紛れさせるものが何も無い
だから言う
一緒にいたい
明けないで
まだ、明けないで
[Outro]
クリスタルが最後のひと粒になるまで
LINER NOTES
✍️ 作詞:✎ ℛ𝑜𝓇𝓎 𝕄.. ೃ⁀➷♡ より
制作プロデューサー(仮)談 「一緒にいたい」を4回言わせた。1回目は花火の音に隠して、2回目も隠して、3回目は音が消えたあとに丸腰で言わせてる。ラスサビは盛り上げてない。花火が終わって伴奏が抜けたところが一番痛い場所になるように、感情の頂点を音量の谷に置いた。氷は溶ける、夜は明ける、花火は終わる——全部「時間切れ」で揃えてある。