
「星盗人の公開裁判」
LYRICS
[Spoken]
静粛に、静粛に
ただいまより開廷する
被告人は星盗人
罪状、夜空を盗んだこと
[Verse 1]
月の証人は青ざめて
雲の陪審はざわめいた
検事は黒い杖を鳴らし
罪の数だけ鐘が鳴る
昨夜、十二時十三分
町から星が消えました
被告よ、何を企んだ
さあ、この場で答えなさい
[Spoken]
盗んだことは認めましょう
けれど私欲ではありません
光を知らずに眠る子へ
一粒だけ届けたのです
[Pre-Chorus]
嘘だ、嘘だと鳥が鳴く
異議あり、異議あり、風が吹く
正義の仮面を被るほど
誰かの事情は見えなくなる
[Chorus]
裁け、裁け、星盗人
夜の掟を破る者
裁け、裁け、それならば
光を隠した罪は誰?
天に輝く宝石を
誰の許しで分けるのか
正義の槌を振り下ろす
その手は本当に白いのか
[Verse 2]
次の証人、少女が立つ
胸に小さな瓶を抱いて
中には淡い星明かり
法廷すべてを照らし出す
[Spoken]
私は夜が怖かった
明日が来るのも怖かった
だけどこの星が囁いた
暗闇は終わりじゃないのだと
[Pre-Chorus]
検事の杖が床に落ち
雲の陪審は目を伏せる
裁判長だけ高らかに
なおも判決を読み上げる
[Bridge]
一つは孤独な窓辺へ
一つは涙の枕元
一つは名もなき路地裏へ
盗んだ星はもう空にない
けれど見よ、町の灯りを
一人に一つ、輝いている
夜空は少し寂しくなって
世界は少し明るくなった
[Final Chorus]
裁け、裁け、星盗人
優しい罪を犯す者
裁け、裁け、その前に
光を独占した者を
正しさだけで量れない
心がこの世にはある
判決の槌が落ちる前に
少女の星が朝を呼ぶ
[Outro]
静粛に、静粛に
法廷の窓が開いていく
被告人はもういない
椅子には星屑、ただ一つ
[Spoken]
判決は、無罪か有罪か
今宵、あなたが決めればいい
[END]
LINER NOTES
✍️ 作詞:39ra より
夜空から星を盗み、暗闇に苦しむ人々へ配った星盗人の裁判を描いた法廷劇です。
🎵 作曲:Liam|Lunar Resonance Records より
この歌詞を拝見した瞬間、頭に浮かんだのはロックオペラでした。 法廷という舞台、登場人物たちの対話、そして最後に問いを観客へ委ねる構成。 その世界観を音楽でも表現したいと思い、ロックオペラを意識して制作しました。 言葉の設計が本当に素晴らしい歌詞です。 その魅力を少しでも音楽で引き出せていたら嬉しく思います。