「海鳴りのアルバム」
LYRICS
波音が ページをめくる
胸の奥で 少しだけ青いまま
笑って手を振る練習は
今日も まだ下手だった
潮風がほどいた髪に
夕暮れがそっと寄り添う
ガラス玉みたいな時間は
転がるたび きらめいてた
砂に並んだ足あとを
白い波が連れていく
消えたんじゃない
海の中で 歌になっただけ
口笛ひとつ 空へ浮かべて
涙は風に預けよう
海鳴りのアルバム
ページをめくれば君がいる
花火の煙みたいな想いは
夜空へほどけても消えない
胸に残った忘れ物
名前を呼べば風になる
届かないことも知ってるから
笑って今日を歩いていく
ラムネの泡が弾けるたび
昨日より少し大人になる
貝殻の中で眠る声は
今も優しく耳をくすぐる
オレンジ色の帰り道
影だけ並んで歩いてた
言えなかったひと言は
水平線へ溶けていった
悲しみは波に似てる
何度離れても帰ってくる
だから心は舟にして
明日という海へ漕ぎ出そう
海鳴りのアルバム
閉じないまま抱きしめよう
君と笑ったひとコマが
今日を照らす灯りになる
波音は何も約束せず
それでも変わらず歌ってる
ページの続きをめくる日は
きっと風が教えてくれる
水平線は今日も静かで
空はあの日と同じ色
海鳴りは変わらず響いてる
その続きを 胸にしまって
LINER NOTES
✍️ 作詞:シロクマペンギン より
海や記憶を比喩で書いてます