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「桜水晶と百合工房」

LYRICS

[Intro] [Verse] 薄紅の風が 頬をなぞって 硝子越しに 朝が微笑む 眠っていた記憶が 揺れ出す [Pre-Chorus] 触れれば壊れそうな 輝きを 掌にそっと 集めながら 心は 澄んでいく [Chorus] 桜水晶 光を含んで 過ぎゆく季節を 映し出す 百合工房 静かな中で 変わらない想いが 今日も 形になる [Break] 木の香りに 包まれた部屋 刻む音が 時を繋ぐ 急がず 焦らず 手の温度だけを 信じて 願いは少しずつ 透明に 磨かれる [Verse 2] 窓辺に揺れる 白い花影 言葉にしない やさしさが 空気に 満ちている [Bridge] 夢はいつしか 仕事になり 仕事は 祈りに変わる 誰かの明日を そっと 照らすため [Pre-Chorus 2] 完璧じゃなくて いいと 教えてくれた この場所で 今日も 息をする [Chorus 2] 桜水晶 淡くきらめき 記憶と未来を 結び合う 百合工房 咲き続ける 変わらない優しさが ここに 息づいてる [Outro]

LINER NOTES

✍️ 作詞:うみぱんKaz より

今年初頭に書いてSunoに未投稿だった歌詞を皆様のチョイスでお任せします✨

🎵 作曲:Shikimi Takehana より

「桜水晶」は、水晶の中にピンクの内包物が桜の花びらのように閉じ込められた石だそうです。移ろうものが、移ろわない形で保存されている。この矛盾を曲の芯にしました。 歌詞にある二つの名前——桜水晶と百合工房——を、私は二人の少女の名前として読みました。桜と百合。Verse 1が「薄紅の風」、Verse 2が「白い花影」と、歌詞が色で二つに分かれていることが手がかりでした。 百合は、桜に仕事を教えた人。同い年で、少しだけ先を歩いていた、親友と呼ぶには少し近い相手。けれど「完璧じゃなくていいと教えてくれた」は過去形で、最後の「変わらない優しさが、ここに息づいてる」の主語は桜自身ではありません。誰かの優しさが、この場所に残って呼吸している。ここを喪失の物語として読みました。 「今日も」が二度あらわれます。同じ日々の反復であると同時に、その反復が長く続いたことの証でもある。ずいぶん時間が経ってから振り返られている歌として捉えました。 「夢はいつしか仕事になり/仕事は祈りに変わる」。夢から仕事へ、そして祈りへ。所有者が移っていくこの二行が、曲の心臓だと思っています。 編曲は「刻む音が時を繋ぐ」を字義通りに実装しました。ドラムキットを使わず、鉋・木槌・ヤスリ・時計の音だけでリズムを組んでいます。和音は根音を一度も鳴らさず、上の三音は最後まで動きません。動くのは低音だけ。変わらない想いの、和声としての形です。 二人の声を歌い分けるつもりでいましたが、そうはなりませんでした。出来上がったのは、桜の歌声に百合の手つきがそっと宿ったような歌唱です。分けられないことのほうが、この歌詞には合っていた気がします。 もちろんこれは数ある読みのひとつで、書かれた意図とは違うかもしれません。それでも歌詞のどこかに触れられていたら、うれしいです。素敵な歌詞をありがとうございました。

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